割安なワラント銘柄のスクリーニング方法
しかし、ワラントが売買できる銘柄というのも限られていますし、コール、プットともに、権利行使価格がかけ離れていると、「本当にこの値段まで行くの?」と懐疑的になってしまうのも人間の心理です。
では、どうやって割安なワラント銘柄を選んで購入すれば、大きなリターンを得られるのでしょうか。
まず、財務体質が強く、業績が安定している会社をスクリーニングしましょう。
会社四季報などのCD-ROMを使えば、スクリーニングできるはずです。
条件としては、
1)自己資本比率30%以上
2)3期連続経常黒字
3)利益剰余金がプラス
といったところが考えられるでしょうか。
1)の自己資本比率は、財務体質の強さを見る指標です。資産に占める自己資本(資産のうち負債ではない部分)の割合を計算したものであり、これが高いほど健全性が高いといえます。
2)の3期連続営業黒字という条件は、企業の安定性を見ます。企業の安定性を見るには、経常損益が安定して黒字であることが最低条件です。
3)の利益剰余金プラスも、財務体質の健全性を見る指標です。会社が毎年稼いでいる利益のうち、余剰金として蓄積されているものが、利益剰余金です。これがプラスなら、資金面・財務面でまずまず健全といえるでしょう。
こうしてピックアップされた銘柄から、まず前期が大赤字の会社を外します。
前期が大赤字の場合は、今期については税金が免除され、その分利益がかさ上げされてしまっている可能性があるからです。
次に、景気循環色が強い銘柄を外します。
素材関係など、景気循環によって収益が大きくブレる業種の株も、その年の利益が一時的に上ブレしている可能性があるからです。
これらの銘柄は一時的に業績がかさ上げされている可能性があり、業績データが信用できないためです。
さらにそこから低PBR、低PERで絞り込んでいきます。
PBRは1倍前後かそれ以下のものの中から、PERは20倍、できれば10倍前後のものに絞っていきます。
PBRとは、株価が1株株主資本の何倍かを計算した指標です。
株主資本は会社の資産から負債を差し引いたもので、会社が解散した場合に株主に返される資産部分のこと。
株価がこれと比べて1倍以下なら割安といえるでしょう。
このような銘柄を見つけたら、とりあえず拾っておきましょう。
ワラントの魅力は低価格投資です。
数千円、数万円が、ときには100万円以上になるのですから、ボロ株でもファンダメンタルズで割安と判断できれば買っておけば化ける可能性は充分にあります。
しかし、今人気化している銘柄に飛び乗ってすぐに利益が出るというのは、よっぽど運がいい人です。
このような相場では、循環物色されていくため、次に何が材料視され、相場化するのかわかりません。
そこで、ワラントの場合、10銘柄ぐらいを中長期的に持って、どれかが噴き上がるのを待つという方法がいいでしょう。
10銘柄のうち9銘柄がボロのまま終わっても、1銘柄さえ10倍以上に噴き上がれば、充分にモトを取れますしね。

